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2010年01月30日

オーブンの温度

「トルコで私も考えた」
というエッセイまんがで読んだのですが、トルコの家庭用電気オーブンはタイマーも温度計もなく、ただONとOFFのスイッチしかないらしい。
「じゃあ、何℃で何分っていうのはどうやってわかるの?」
と尋ねたところ、
「そんなのときどき開けて(様子を)みればいいじゃない」
と返され、
「つまりかまどの電気版」
だと合点がいった、という話でした。

私たちはなんでも親切丁寧に示してくれることに慣れきっているのでしょうね。



さて、バーナー用オーブンを使う際、天ぷら用の温度計を使って温度を計っていたのですが、220℃までしか目盛りがありません。
アルコールバーナーをバーナー用オーブン(小)で使うと温度計の針が振り切れることもあり、感覚として温度がわかったらなあ、と思っていました。

そういえばうちにあるずいぶん昔の料理本に、オーブンの温度を知る方法が書いてあったなあ、と思い起こし、ごそごそと本棚を探って見つけてきました。
昭和31年発行のお菓子作りの本です。


★天火の温度の知り方

・93~121℃:弱火。手をずっと入れていても平気。メレンゲなど。
・121~149℃:弱めの中火。手を入れて温かく感じる。紙は5~7分で変色する。クッキースなど。
・149~177℃:中火。手を入れて熱く感じるくらい。紙は2~3分で変色する。バターケーキ、ビスケットなど。
・177~190℃:強めの中火。5~6秒間やっと手が入れられる程度。紙は1~2秒で変色する。スポンジケーキなど。
・190~218℃:適当な強火。中に手を入れるとすぐに熱く感じる。紙は黄金色にすぐ変わる。シュークリーム、パイなど。
・218~232℃:強火。手をそばにかざしただけで、すぐに熱く感じる。紙は濃い黄色に変わる。
・232~260℃:ごく強火。天火の戸を開けただけで、瞬間に熱風を感じる。紙を入れると、すぐ燃える。


バーナー用オーブンは割合すぐ温度が上がりますけど、戸を開けるとさーっと温度が下がりますからね・・・
手を入れて
「熱いな~」
と思っても、その直後にはガタッと温度が下がってそうです。

それにしても、古い本は楽しい。
「クッキース」だとか「天火」だとか、なつかしげな言い回しにほっこりです。


※出典:「家庭のお菓子」主婦の友社 昭和31年 定価200円


オーブンの温度
バーナー用オーブン(小)




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この記事へのコメント
灰色猫屋さん、こんばんは(^^)

「昭和31年 定価200円」ってのが泣かせます...
また、手を入れて温度を確認するっていうのも、
先人の知恵というか、経験則でしょうか?

外でオーブンを使うと、温度の維持がむずかしく、
あっという間に真っ黒こげ、なんてよくあります(TT)

猫屋さんの記事を参考にさせて頂いて、
次回はおいしいスイーツを...

なんて、うまくいかないんですけどね(^^)

P.S.
「焚き火は野外のテレビだ」には激しく同意します(^^)
昔はみんな自宅でやってたのに...
住みにくい世の中になりました。
Posted by makonosukemakonosuke at 2010年02月01日 23:12
makonosukeさん こんにちは

この手の 自動的に温度管理できないオーブンが熱くなりすぎたら、
扉に割り箸をはさんで隙間をあけるとよい、というのも読んだことがあります。
工夫って、いくらでもできるもんなんですねえ。

この前の休日、「野外のテレビ」に挑戦しましたが、
小枝は湿っていてけむいだけでした。とほほ。
Posted by 灰色猫屋 at 2010年02月02日 20:20
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オーブンの温度
    コメント(2)