2012年04月02日
茶トラ、あらわる
洗面所で歯を磨いていると、庭の茂みに茶色い脚がさっと横切りました。
首を伸ばしてみたけれど、それはもう物陰に隠れてしまいました。
あれはチャトランじゃないだろうか?
この冬を生き延びたかな?
急いで反対側の窓に行って待ちかまえていると、1匹の立派なオス猫がのっそのっそと現れました。
チャトランにしては縞模様があまりなく、全体的に茶色。
それに顔がずいぶんふくらんでいます。
発情期のオスは自分を大きく強く見せるために顔がふくらむ、という話をきいたことがあるけど、春だからかしら。
私が窓を叩くと、こちらをちらっと見て急ぎ足で庭を横切りましたが、池まで来ると座り込み、悠然と池の水を飲み始めました。
松谷みよ子の児童文学、モモちゃんシリーズで黒猫プーがガールフレンドの猫と池の水を飲みに行く話を思い出しました。
池の金魚を食べたんじゃないでしょうね、とおかあさんににらまれたプーが
「ちがうよう、金魚は食べないよう。金魚水、飲むだけだもん。池によって、少しずつ味が違うんだ」
と言うのです。
金魚水、なかなかしゃれた言い回しじゃありませんか。
さて、あの猫はチャトランだったのか。
家人によると、
「去年チャトランが皮膚病になって頭から顔からハゲてボロボロになってたのを見たから、今日のは別の猫だと思う」
だそうです。
やっぱり春だから遠くから流れてきたのでしょうか。
ともあれ、うちの猫にとっては災難です。
だって、とっても強そうな猫だったもの。

首を伸ばしてみたけれど、それはもう物陰に隠れてしまいました。
あれはチャトランじゃないだろうか?
この冬を生き延びたかな?
急いで反対側の窓に行って待ちかまえていると、1匹の立派なオス猫がのっそのっそと現れました。
チャトランにしては縞模様があまりなく、全体的に茶色。
それに顔がずいぶんふくらんでいます。
発情期のオスは自分を大きく強く見せるために顔がふくらむ、という話をきいたことがあるけど、春だからかしら。
私が窓を叩くと、こちらをちらっと見て急ぎ足で庭を横切りましたが、池まで来ると座り込み、悠然と池の水を飲み始めました。
松谷みよ子の児童文学、モモちゃんシリーズで黒猫プーがガールフレンドの猫と池の水を飲みに行く話を思い出しました。
池の金魚を食べたんじゃないでしょうね、とおかあさんににらまれたプーが
「ちがうよう、金魚は食べないよう。金魚水、飲むだけだもん。池によって、少しずつ味が違うんだ」
と言うのです。
金魚水、なかなかしゃれた言い回しじゃありませんか。
さて、あの猫はチャトランだったのか。
家人によると、
「去年チャトランが皮膚病になって頭から顔からハゲてボロボロになってたのを見たから、今日のは別の猫だと思う」
だそうです。
やっぱり春だから遠くから流れてきたのでしょうか。
ともあれ、うちの猫にとっては災難です。
だって、とっても強そうな猫だったもの。

Posted by 灰色猫屋 at 23:20│Comments(0)
│ねこ