ナチュログ管理画面 アウトドアクッキング アウトドアクッキング その他 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2012年03月28日

「毒草を食べてみた」より「キョウチクトウ」

焚き火をしている人に出会いました。

「今年は雪でたくさん枝が折れたろう。それを燃やしてるんだよ」

なるほど、もぎ取られたような大きな枝がたくさん積み重なっています。


「生木でもよく燃えるんですね」

と言うと、

「生木は良く燃えるよ。乾いた木でも表面が雨で濡れてると燃えないけどね」

うーん、それは知らなかった。
生木は燃えにくいとばかり思っていました。
次々に枝をくべると、そのたびにパチパチとはぜるような音がして黒煙があがります。
黒い煙をうっかり吸い込んで咳こんだとたん、キョウチクトウの話を思い出しました。

植松黎 著
「毒草を食べてみた」
文春新書 平成12年

この本は44種類の毒草をとりあげ、その毒性とそれにまつわる伝説や実話を織り交ぜたエッセイのようなものです。
その第3話にキョウチクトウが取り上げられているのです。
概要は以下の通り。

①毒性…心臓毒

②青酸カリより猛毒

③毒の成分は花、葉、枝、茎、またそれらを折った時に出る白い乳液などすべての部分に含まれている。

④古代ギリシャのアレキサンダー大王の軍隊がこの木の枝を串にして肉を焼いたところ、多くの兵士が毒にやられて死んでしまった。
 同じような事故がナポレオン軍や太平洋戦争の日本軍にも起こったといわれている。

⑤キョウチクトウは公害に強い性質を持っているため、よく高速道路のフェンス代わりに植えられている。

⑥木の枝を焼いた煙にも毒性があるのだけど、高速道路が火事になった時はどうするの?なんて、植えた人は考えた事も無いんだろうなあ。


私は燃やされている木の枝を見ました。
葉っぱは細長くてすっとしていて、なんか・・・キョウチクトウに良く似てるなあ!

「・・・あのう、この木の枝は・・・何ていう名前の木ですか」

その人は植物にはあまり関心が無いようでした。

「さあ、知らないな」

「もしかして、キョウチクトウではないでしょうか」

「さあ」

「・・・どこらへんにはえてた木ですか?」

「ええと・・・どこだったかなあ・・・」

私はもう一度木の枝を眺めました。
ここらへんにキョウチクトウは生えていただろうか?
そういえば近くにヤマモモの木があったけど、あれかな?

写真を取り損ねたので家に帰って調べてみたのですがよくわかりません。
とりあえずまる1日たっても私は生きているのでキョウチクトウではなさそうですが。
後日確かめてみようと思います。

「毒草を食べてみた」より「キョウチクトウ」
参考画像:キョウチクトウ

「毒草を食べてみた」より「キョウチクトウ」
参考画像:ヤマモモ



このブログの人気記事
画像の修正ができないので
画像の修正ができないので

同じカテゴリー(8.雑記)の記事画像
子どもと会ったら帰ってよしと言われた話
八百比丘尼さんと小彦名命
おヘビ様の祠へ新年のごあいさつ
コロナ正月かよ
年末風邪ひき
伊勢うどんを食べる
同じカテゴリー(8.雑記)の記事
 子どもと会ったら帰ってよしと言われた話 (2025-03-22 15:58)
 八百比丘尼さんと小彦名命 (2025-02-02 13:19)
 おヘビ様の祠へ新年のごあいさつ (2025-02-01 12:05)
 コロナ正月かよ (2025-01-01 09:05)
 年末風邪ひき (2024-12-31 16:48)
 伊勢うどんを食べる (2024-09-14 12:08)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
「毒草を食べてみた」より「キョウチクトウ」
    コメント(0)