2010年01月11日
凧を作る
子どもの頃、
「お前はチビだしどんくさいから」
「女だから」
と凧あげをさせてもらえませんでした。
たしかに揚げようとしても地面をガリガリこするだけで、
「凧あげってむずかしいんだ」
と思い、そのまま大人になりました。
ところが!
昨年家人が孫のためにと作った凧をあげてみたら、すいすい揚がるではありませんか。
こんなに楽しいものを、チビだの女だのどんくさいだのと言われてあきらめていたことが悔やまれてなりません。
チキショー!
ただし、和紙でできたそのダイヤ凧は、調子が悪いと揚がりませんでした。
そういうときはしっぽを伸ばしたり切り取ったり、糸のバランスをみたりするんでしょうが、なかなかうまくいきません。
さて、今年。
簡単に作れて携帯に便利なようにぐにゃぐにゃ凧というものを作ってみました。
大きさはだいたい24×36cm。
濡れても大丈夫なよう、ビニール袋で作りました。
さっそく公園に行って揚げたのですが、ホレッと投げ上げただけでぐいぐい揚がっていきます。
結局糸をいっぱい、130mまで伸ばして飛ばすことができました。
ああ、こんなに簡単に飛ぶんなら、ちょこっとでも絵を描いとくんだった。
透明なビニールに2本の竹ひごだけの凧は、何とも風情がありません。
鈍色の空にビニールハウスの窓がぽかっと開いているみたいです。
あまりにあっけなく揚がっていったのと、しっぽもないその姿が、なんだか凧というよりはただビニール袋が浮いてるだけじゃん、というような歯ごたえのなさです。
それから、凧って反り返ったような形で飛ぶんだと思ってましたが、ぐにゃぐにゃ凧は風をはらんで、こちら側がへこんでるような形で飛ぶんですね。
それもなんだか、あんまり形として不思議がなくてちょっとつまんないような。
家人に言わせると、やっぱり基本的な四角い凧がいいんじゃないの、あとは経験。
だそうです。
でもあれは、幅のある竹ひごと細い竹ひご2種類いるし、細いほうは加減を見ながらちょっと曲げてくっつけて和紙で補強して・・・というあたりですでに及び腰になってしまうのですよ。
兄弟が子どもの頃、竹ひごをいっしょうけんめい削ってバランスをとったり落っことして破ったりという苦労をしていたことを思い出します。
小学生の頃、あの目玉のついたゲーラカイトというものがさっそうと現れ、子どもたちは肥後の守を手放した・・・のだったかな。
小学校の凧あげ大会ではあれは禁止されてたような記憶があります。
兄弟は
「あのゲーラカイト見てから、自分で凧作るのがあほらしくなっちゃった」
と言っていました。
私自身、凧を作ったことが無いのでよく覚えてませんが。
ともあれ、今日の凧があがったので、今度はもう少しきちんとした(せめてしっぽつきの)凧を作ってみたいという意欲がわきましたよ。