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2011年04月11日

ケリーケトルV.S.ストームクッカー

前回の記事「ケリーケトル登場!」はこちら



ケリーケトルは真ん中が煙突のような作りで、上昇気流により効率よくお湯が沸く工夫がされているそうです。
これって、トランギアのストームクッカーと同じ理屈ですよね(今ひとつ自信が無いけど)。

それなら、ケリーケトルとストームクッカーではどちらが早くお湯が沸くのでしょうか。


ケリーケトルV.S.ストームクッカー


★以下のような状況での実験。

・気温18℃、くもり、微風(4月)
・水1Lを沸かす(水温14℃)
・自宅庭
・高杉製薬(メタノール70%、エタノール30%)
・トランギア アルコールバーナー(火力調整蓋なし)


A)ケリーケトルのファイヤーベースにトランギアのアルコールバーナーを乗せる
・沸騰まで13分
・使ったアルコール:80ml

ケリーケトルV.S.ストームクッカー

トランギアのアルコールバーナーでは炎が上にヒョロヒョロと高く伸びるせいか、ケリーケトルの時もけっこう熱が上に来ている感じがして、なんか熱を無駄に逃しているような気がしてもったいないなあと思いました。
試しにケトルの上に割り箸をかざすと数秒で黒く焦げました。

ケリーケトルV.S.ストームクッカー


昼間だったのでアルコールの炎は見えませんでしたが、もしかしてケトルの上から炎がはみでていたりして。
そのうち暗い時にもう一度やってみます。




B)ストームクッカーで普通にトランギアのアルコールバーナーをセット
・沸騰まで13分
・使ったアルコール:55ml


使ったアルコールはケリーケトルのほうが25ml多いですが、かかった時間は同じでした。





C)ケリーケトル、燃料は小枝

これはケリーケトルの一般的な湯沸かし方法です。
ただし、前述のA)B)の実験時は天候が悪く、乾いた小枝が無かったので日を変えて実験しました。
なので、

・気温 23℃、晴れ、微風
・水1L(水温17℃)

です。

結果は5分でお湯が沸きました。
やっぱりアルコールより時間が早い。
でも炎の温度自体はアルコールのほうが高いと思ってたんですけど。
炎の形状のせいでしょうか?
誰か説明できる方~。



D)ケリーケトル、燃料は牛乳パック

乾いた小枝が無かったとき、牛乳パックならどうだろうと燃やしてみました。
1Lの牛乳パック1本分を2cm幅に細長く切ったものを使います。

ケリーケトルV.S.ストームクッカー

結果は3分余りで燃料切れ。
お湯は41℃まで上がりました。
リカちゃん人形のシャワーくらいならちょうど良さそうです。



次回はケリーケトルを使ってみて




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この記事へのコメント
 私もケリーケトルを持っていますが、アルコールストーブだと炎が真上に上がってしまう為、内面に炎が当たらず熱効果が得られません。

 アルコールストーブの数センチ上に傘状の炎の拡散板を設置すると、炎が左右に拡散して、ケトルの内面にまんべんなく炎が当たるので、木の葉や枝を燃やした時と同様に数分でお湯が沸かせます。
Posted by 師匠 at 2014年09月04日 16:32
師匠さん こんにちは
お返事が遅くなってすみません。

なるほど~
確かにアルコールの炎は
ヒュ~って上に伸びてますよね・・・

拡散炎で試してみたいですね。

ありがとうございました。
Posted by 灰色猫屋灰色猫屋 at 2014年09月12日 09:33
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