2018年12月29日
Hey!Say!JUMPナゴヤドーム車椅子編2
Hey!Say!JUMPナゴヤドーム車いす着席ブロック編
【車いすでJR移動】
以前東京に飛行機で行ったとき、都内は電車移動しましたが、短距離だったので特に車いす席を予約することはありませんでした。
今回「車いす席」は初めて利用です。
駅に着くと、駅員さんが近寄ってきて
「名古屋に行かれるお客様ですか」
と聞かれました。
駅員さんは首からB5サイズのファイルをぶら下げています。
それは「介助記録」で、私たちの移動のルートが書かれていました。
もう、名古屋までのルートはばっちり対車いす体制が整っているということがすごい。
車両への乗り込みはスロープを設置してくれます。
特急も新幹線も車いす対応の車両にありました。
出入口が広く、座席も普通2席のところが1席だったりして、そこに車いすをベルトで固定するのです。
椅子の手すりが跳ね上げ式になっていて、座席も90度・180度回転するので移乗しやすい。

車椅子をベルトで固定したところ
12月23日(日)は前後が休みの3連休でしたが、同じ車両に車いすの人はいませんでした。(駅のホームではちょこちょこ見かけた)
車いす席で車いすを使っているのはうちだけでしたが、他の車いす席はベビーカーの人だったり、普通の一人旅っぽい人が使っていました。空いてるままの時もありました。
【名古屋駅】
名古屋に着いたら昼食だ!
ところが、駅のレストラン街は階段を数段下りないといけなくて、名古屋名物のお店がいっぱいあるのにたどりつけません!
うおー!
仕方ないので、階段を降りなくてもいいメイン通りに面したラーメン屋に入りました。
駅でトイレに行こうとしたらここも数段の階段を上がらねばならない!
うおー!
コインロッカーは満席で入れられない!
困ってしまって、チェックイン前にホテルで荷物を預かってもらえないか電話してみたらOKでした!
ありがとうホテル!
天気も良かったので、駅からホテルまで徒歩16分でしたが歩きました。
ホテルでトイレにも行けました!
きれいなバリアフリートイレでよかったYO!
【ホテルからナゴヤドームまで移動】
ホテルからナゴヤドームまで約8キロ。
この移動、ここが一番悩みました。
電車?バス?タクシー?
車いすでバスに乗ったことはないのですが、いろいろめんどくさそうです。
電車も、駅までまた徒歩16分歩くのが面倒…
そこで、お金はかかるけどホテルで車いすが積めるタクシーを頼みました。
聞かれたのは、
「折り畳みができるか」
でした。折り畳みはできます。
ところが!
やってきたタクシーは普通のセダン。
折りたたんでもトランクに入らなかったんですよねー!
10センチほどはみでてしまいます。
でも大丈夫!
タイヤがワンプッシュではずれるんですYO!
これで何とかトランクに入りました。やれやれ。
ホテルからナゴヤドームまでは25分くらいかかり、3030円ナリ~。
着いてしばらくすると雨が降り始めました。
着いてからでよかった…
車いすで旅行するとき、雨が降ると移動が格段に大変になるので…

【車いすで着席ブロックへ】
今回はゲートが1だったのでそこから入場したけど、何にも言われなかったので、
「着席ブロックで見るけど、車いすはどうしたらいいですか」
と聞いたら、
「ベビーカーを置く鍵付きのコーナーがあるので、そこに置いてください。エスコートは必要ですか?」
「お願いします!」
ということで、スタッフが案内してくれたはいいけれど、その「鍵付きベビーカー置き場」にはベビーカーも車いすも一台も無く、代わりに遠征した人々の大きなスーツケースが満席で並んでいましたとさ!
これを見たスタッフも一瞬絶句してましたが、振り返って言うことには、
「お客様が自己責任で鍵なしでここに車いすを置いていただくか、受付でお預かりとなりm」
「受付で預かっていただきたいでっす!」
…とりあえず、着席ブロックまで車いすで移動します。
着席ブロックに到着し、自席まではおんぶで移動(結構な段数の階段あり)!
今回ははじっこの席じゃなかったので、狭い座席に押し込むようにして着席。
終演後、その席からおんぶで立ち上がるのも体を引っこ抜くのが大変だったよ…
子どもたちを座らせて、今度は車いすを持って受付まで逆戻り。
人波がすごくてなかなか進めません。
やっとのことで受付にたどり着いて車いすを預かってほしい旨を伝えると、
「え?車いすを?預かる?ここでですか?」
ってなんだこの段取りの悪さはー!
-
やっとこさ、引換券を書いて車いすをお預かりしてもらいましたYO!
でも、他にも車いすで着席ブロック利用してる人がいて、スタッフが丁寧に対応しているのを見たので、今回はしっかりと事前打ち合わせができてなかったのかな、と思いました。
ドームの中は意外と暖かく、ひざ掛けもコートもいりませんでした。
子どもの隣の席は家族連れのおとーさんでしたが、事あるごとに結構熱く何やら(演出やジャンプについて)語る人だったそうだ。
そしてトロッコが通るたびに、自分のメガネをはずしておかしなパーティメガネをかけていたそうだ。なにそれ見たかったー!
終演後の退場は順番が決められています。
まずスタンド席の最上階(5階)から始まり、だんだん階下に行って、最後はアリーナだったと思います。
私は受付に行って車いすを返してもらい、着席ブロックの上に車いすを置き、階段を下りて子どもをおんぶして、階段を上り(これがキツイが頑張った)、車いすに乗せて、さあ帰るぞー!
この帰路が一番大変なんですが…

【タクシーがつかまらない!】
タクシー予約しておけばよかったんでしょうが、待ち合わせの場所指定がよくわからなかったりなんだりで結局予約せず。
無謀だったよ。
雨が降ってなかったからよかったけど。
ドーム前のタクシー乗り場はどこがゴールかわからないくらい並んでいたので、歩いてるうちに流しのタクシー捕まえるか、バスがあったらバスかな…
と歩き出しました。
だけどタクシー捕まえるのが大変でした。
だいぶ歩いて、
「もういっそ駅まで歩くかー!どれくらいかかる?」
グーグルで調べたら1時間8分かかるようです。
「遠足だねー!」
それでもやっとタクシーに乗れました。
車いすは、今回はタイヤを外さなくてもトランクに収まりました。
「この車は他のよりトランクが広いんだよ」
この運転手さんは気さくで親切そうな人です。よかった。
「もしかしてジャンプのコンサート?」
そうです、と答えたら、
「やっぱり。こんなとこで歩いてるからそうかなと思って。よくここまで歩きましたね!」
と言われました。
無事ホテルに到着。
8時ごろコンサートが終わったと思うんですけど、ホテルに着いたのは10時前でした。
お疲れ様!
【朝のチェックアウトが大変な件】
車いすだと絶対にエレベーターを使わないといけないので、チェックアウトでエレベターが込み合い、なかなかホールにたどり着けないのは毎度のことです。
もう、何度も何度もエレベーターを見送って…
ホテルによっては非常階段を開放してくれるところもあるんですが…
【名古屋駅の駅員さんの話】
帰りの便で改札口からホームまで案内してくれた駅員さんは「よろしくお願いしま~す!」と若手芸人みたいなあいさつをしたり、駅弁売りのおばさんに「ヨッ」と声をかけたりする楽しい人でした。
私たちがジャンプのコンサートに行ったことを知ると、
「山田さんって意外と小さい方なんですね!」とか「ジャンプの皆さんはみんな丁寧で腰が低い!」
とかおっしゃるので、そうか、アイドルだって新幹線移動するもんなあ、間近で有名人見られる仕事なんだなあ、いいなあ、と思っていたら、
「有名人のコンサートの時は駅も混んで大変です。新幹線はどうしても定時に出ないといけないんですが、ファンの中には出待ちで大勢ホームに集まったり、騒いだり、新幹線に触ったりする方がいて。新幹線って人が触ったりすると自動的に止まっちゃうんです。ジャンプのファンの方は丁寧でマナーの良い方が多いですから、そんなことはないんですけどね!」
と話してくれました。
でもこないだジャンプのファンクラブから会員向けに、ファンのマナーに関する結構キビシイ注意喚起のメールが来たよなあ…
「隙間が少しあるけど、スロープなしでいけますか?」
車体とホームの隙間は10センチ程度。
これなら子どもは自分で前輪を上げて乗り込めます。
ホームドアもあるので安心です。
新幹線に乗り込み、座席に移乗して、車いすをベルトで固定!
在来線への乗り継ぎもスムーズでした。
なにはともあれ、無事に旅行を終えることができて感謝です。

【車いすでJR移動】
以前東京に飛行機で行ったとき、都内は電車移動しましたが、短距離だったので特に車いす席を予約することはありませんでした。
今回「車いす席」は初めて利用です。
駅に着くと、駅員さんが近寄ってきて
「名古屋に行かれるお客様ですか」
と聞かれました。
駅員さんは首からB5サイズのファイルをぶら下げています。
それは「介助記録」で、私たちの移動のルートが書かれていました。
もう、名古屋までのルートはばっちり対車いす体制が整っているということがすごい。
車両への乗り込みはスロープを設置してくれます。
特急も新幹線も車いす対応の車両にありました。
出入口が広く、座席も普通2席のところが1席だったりして、そこに車いすをベルトで固定するのです。
椅子の手すりが跳ね上げ式になっていて、座席も90度・180度回転するので移乗しやすい。

車椅子をベルトで固定したところ
12月23日(日)は前後が休みの3連休でしたが、同じ車両に車いすの人はいませんでした。(駅のホームではちょこちょこ見かけた)
車いす席で車いすを使っているのはうちだけでしたが、他の車いす席はベビーカーの人だったり、普通の一人旅っぽい人が使っていました。空いてるままの時もありました。
【名古屋駅】
名古屋に着いたら昼食だ!
ところが、駅のレストラン街は階段を数段下りないといけなくて、名古屋名物のお店がいっぱいあるのにたどりつけません!
うおー!
仕方ないので、階段を降りなくてもいいメイン通りに面したラーメン屋に入りました。
駅でトイレに行こうとしたらここも数段の階段を上がらねばならない!
うおー!
コインロッカーは満席で入れられない!
困ってしまって、チェックイン前にホテルで荷物を預かってもらえないか電話してみたらOKでした!
ありがとうホテル!
天気も良かったので、駅からホテルまで徒歩16分でしたが歩きました。
ホテルでトイレにも行けました!
きれいなバリアフリートイレでよかったYO!
【ホテルからナゴヤドームまで移動】
ホテルからナゴヤドームまで約8キロ。
この移動、ここが一番悩みました。
電車?バス?タクシー?
車いすでバスに乗ったことはないのですが、いろいろめんどくさそうです。
電車も、駅までまた徒歩16分歩くのが面倒…
そこで、お金はかかるけどホテルで車いすが積めるタクシーを頼みました。
聞かれたのは、
「折り畳みができるか」
でした。折り畳みはできます。
ところが!
やってきたタクシーは普通のセダン。
折りたたんでもトランクに入らなかったんですよねー!
10センチほどはみでてしまいます。
でも大丈夫!
タイヤがワンプッシュではずれるんですYO!
これで何とかトランクに入りました。やれやれ。
ホテルからナゴヤドームまでは25分くらいかかり、3030円ナリ~。
着いてしばらくすると雨が降り始めました。
着いてからでよかった…
車いすで旅行するとき、雨が降ると移動が格段に大変になるので…

【車いすで着席ブロックへ】
今回はゲートが1だったのでそこから入場したけど、何にも言われなかったので、
「着席ブロックで見るけど、車いすはどうしたらいいですか」
と聞いたら、
「ベビーカーを置く鍵付きのコーナーがあるので、そこに置いてください。エスコートは必要ですか?」
「お願いします!」
ということで、スタッフが案内してくれたはいいけれど、その「鍵付きベビーカー置き場」にはベビーカーも車いすも一台も無く、代わりに遠征した人々の大きなスーツケースが満席で並んでいましたとさ!
これを見たスタッフも一瞬絶句してましたが、振り返って言うことには、
「お客様が自己責任で鍵なしでここに車いすを置いていただくか、受付でお預かりとなりm」
「受付で預かっていただきたいでっす!」
…とりあえず、着席ブロックまで車いすで移動します。
着席ブロックに到着し、自席まではおんぶで移動(結構な段数の階段あり)!
今回ははじっこの席じゃなかったので、狭い座席に押し込むようにして着席。
終演後、その席からおんぶで立ち上がるのも体を引っこ抜くのが大変だったよ…
子どもたちを座らせて、今度は車いすを持って受付まで逆戻り。
人波がすごくてなかなか進めません。
やっとのことで受付にたどり着いて車いすを預かってほしい旨を伝えると、
「え?車いすを?預かる?ここでですか?」
ってなんだこの段取りの悪さはー!
-
やっとこさ、引換券を書いて車いすをお預かりしてもらいましたYO!
でも、他にも車いすで着席ブロック利用してる人がいて、スタッフが丁寧に対応しているのを見たので、今回はしっかりと事前打ち合わせができてなかったのかな、と思いました。
ドームの中は意外と暖かく、ひざ掛けもコートもいりませんでした。
子どもの隣の席は家族連れのおとーさんでしたが、事あるごとに結構熱く何やら(演出やジャンプについて)語る人だったそうだ。
そしてトロッコが通るたびに、自分のメガネをはずしておかしなパーティメガネをかけていたそうだ。なにそれ見たかったー!
終演後の退場は順番が決められています。
まずスタンド席の最上階(5階)から始まり、だんだん階下に行って、最後はアリーナだったと思います。
私は受付に行って車いすを返してもらい、着席ブロックの上に車いすを置き、階段を下りて子どもをおんぶして、階段を上り(これがキツイが頑張った)、車いすに乗せて、さあ帰るぞー!
この帰路が一番大変なんですが…
【タクシーがつかまらない!】
タクシー予約しておけばよかったんでしょうが、待ち合わせの場所指定がよくわからなかったりなんだりで結局予約せず。
無謀だったよ。
雨が降ってなかったからよかったけど。
ドーム前のタクシー乗り場はどこがゴールかわからないくらい並んでいたので、歩いてるうちに流しのタクシー捕まえるか、バスがあったらバスかな…
と歩き出しました。
だけどタクシー捕まえるのが大変でした。
だいぶ歩いて、
「もういっそ駅まで歩くかー!どれくらいかかる?」
グーグルで調べたら1時間8分かかるようです。
「遠足だねー!」
それでもやっとタクシーに乗れました。
車いすは、今回はタイヤを外さなくてもトランクに収まりました。
「この車は他のよりトランクが広いんだよ」
この運転手さんは気さくで親切そうな人です。よかった。
「もしかしてジャンプのコンサート?」
そうです、と答えたら、
「やっぱり。こんなとこで歩いてるからそうかなと思って。よくここまで歩きましたね!」
と言われました。
無事ホテルに到着。
8時ごろコンサートが終わったと思うんですけど、ホテルに着いたのは10時前でした。
お疲れ様!
【朝のチェックアウトが大変な件】
車いすだと絶対にエレベーターを使わないといけないので、チェックアウトでエレベターが込み合い、なかなかホールにたどり着けないのは毎度のことです。
もう、何度も何度もエレベーターを見送って…
ホテルによっては非常階段を開放してくれるところもあるんですが…
【名古屋駅の駅員さんの話】
帰りの便で改札口からホームまで案内してくれた駅員さんは「よろしくお願いしま~す!」と若手芸人みたいなあいさつをしたり、駅弁売りのおばさんに「ヨッ」と声をかけたりする楽しい人でした。
私たちがジャンプのコンサートに行ったことを知ると、
「山田さんって意外と小さい方なんですね!」とか「ジャンプの皆さんはみんな丁寧で腰が低い!」
とかおっしゃるので、そうか、アイドルだって新幹線移動するもんなあ、間近で有名人見られる仕事なんだなあ、いいなあ、と思っていたら、
「有名人のコンサートの時は駅も混んで大変です。新幹線はどうしても定時に出ないといけないんですが、ファンの中には出待ちで大勢ホームに集まったり、騒いだり、新幹線に触ったりする方がいて。新幹線って人が触ったりすると自動的に止まっちゃうんです。ジャンプのファンの方は丁寧でマナーの良い方が多いですから、そんなことはないんですけどね!」
と話してくれました。
でもこないだジャンプのファンクラブから会員向けに、ファンのマナーに関する結構キビシイ注意喚起のメールが来たよなあ…
「隙間が少しあるけど、スロープなしでいけますか?」
車体とホームの隙間は10センチ程度。
これなら子どもは自分で前輪を上げて乗り込めます。
ホームドアもあるので安心です。
新幹線に乗り込み、座席に移乗して、車いすをベルトで固定!
在来線への乗り継ぎもスムーズでした。
なにはともあれ、無事に旅行を終えることができて感謝です。

Posted by 灰色猫屋 at 20:00│Comments(2)
│8.雑記
この記事へのコメント
色々と大変なんだろうな、とは思いつつ、とてもわかりやすく親しみのある文章で書いていただけて、まるで、知人が話しかけてくれているような気持ちで読むことができ、より、身近なこととして理解することができます。
アルコールランプネタではありませんが、記事のおかげで、車いすでどのようようなことに困り、世の中がどのようなサポートをしているのか、本当によくわかります。
こういうった内容を多くの人が知ることはとても意義のあることだと思います。時々でいいので、ぜひ、続けてて教えてくださいね。
アルコールランプネタではありませんが、記事のおかげで、車いすでどのようようなことに困り、世の中がどのようなサポートをしているのか、本当によくわかります。
こういうった内容を多くの人が知ることはとても意義のあることだと思います。時々でいいので、ぜひ、続けてて教えてくださいね。
Posted by SiSO at 2018年12月31日 09:29
Sisoさん こんにちは
なんか車椅子ブログになってきましたが、
ブログを通じて情報を共有できるようにする
というのが目的で作ったので、
このまましばらく続けてみようかなと・・・
車椅子でキャンプはどう?
と振っても、
え~虫とかいるからヤダ!
と無下なお返事しか返ってこないお年頃になってしまいましたが・・・
なんか車椅子ブログになってきましたが、
ブログを通じて情報を共有できるようにする
というのが目的で作ったので、
このまましばらく続けてみようかなと・・・
車椅子でキャンプはどう?
と振っても、
え~虫とかいるからヤダ!
と無下なお返事しか返ってこないお年頃になってしまいましたが・・・
Posted by 灰色猫屋
at 2018年12月31日 11:12
