2012年05月22日
日蝕をみんなでみよう!
パソコンの調子が悪く、家人のを借りて更新中。
さて、楽しみにしていた日蝕は、朝の登校時間に重なります。
知り合いのWさんの小学校はなんとお休みです!
「なっなんでっ?」
「土曜日の運動会の代休よ!ゆっくり見物できるワ!」
くぅ、うらやましい!
別の小学校では30分登校時間を繰り上げ、校庭で観察会を開くそうです。
うちの学校は。
子どもがプリントを持って帰ってきました。
1枚目は保健だよりです。
・裸眼で見ると目を傷めます。
・観察は専用のめがねを使いましょう。
・登校中の観察は交通の危険があります。
そこまではいいが、最後に
「登校中は日蝕の観察はしません」
と大きな文字で書かれていた。
もうひとつのプリントは、校長名で
「日蝕は登校時間と重なり、交通の面でも危険なのでよろしくご配慮を」
私は憤慨して2枚のプリントをゴミ箱に放り込みました。
千載一遇のこの機会を、楽しみですねの一言もなくこんなプリント持たせるなんて!
理科の先生は職員会議で意見しなかったのだろうか?
それとも言ったけど負けたのだろうか?
さて、当日の朝。
5時半に目が覚めてしまい、それからソワソワと落ち着かない。
6時半。
遮光グラスをのぞくとちょこっと欠けています。
子どもは
「ねずみがかじったみたい」
といいました。
それから家族で代わる代わるのぞいて・・・
7時20分になり、子どもたちは登校班の集合場所に行ってしまいました。
私はしばらく1人で太陽を見てましたが、我慢できなくなって、遮光グラスをひっつかむと集合場所に駆けていきました。
「みんなで見よう!日蝕!」
1年生はきゃあきゃあ言って、それでもけんかせずに順番を決めて見ています。
時々
「みえない」
って言うんですが、日陰にいたり、帽子を目深にかぶっているせいだったりして、それがおかしくてかわいくて。
ところが6年生は見ようとしません。
遮光グラスを差し出していくら誘っても黙って首を横に振るだけなのです。
6年生ってそんなお年頃だったかしら。
もしかしたら、学校で
「登校中は見るな」
と言われたからかもしれません。
集合場所にはEさんというおかーさんもいたので、私とEさんは6年生に向かって口々に
「今見ないでどうするの!」
「こんなチャンスめったにないわよ!」
「次見られるのは900年後よ!(え?)」
「今が一番欠けてるんだから!」
とさんざん叫びました。
6年生はようやく、黙ってもそっと手を伸ばして遮光グラスを受け取り、空を見上げ、もそっと遮光グラスを返しました。
3人居た6年生のうち、1人だけが、空を見て
「あっ、ホントに欠けてる!」
と叫びました。
よし。
しばらくすると、Eさんのおばーさんが全力疾走でやってきました。
「日蝕、見せてくださいな!わたし、84歳ですし、もう、最後ですからっ!」
と言って日蝕を見て、喜んで帰っていかれました。
私にとっても、84歳の猛ダッシュは日蝕と共に忘れられない想い出となりました。
後から子どもたちに聞いたのですが、スクールバスのバス停にも遮光グラスを握りしめたおとーさんやおかーさんがやってきて、子どもたちはバスから降りて(!)日蝕を見たそうです。
そうこなくっちゃ。
さて、楽しみにしていた日蝕は、朝の登校時間に重なります。
知り合いのWさんの小学校はなんとお休みです!
「なっなんでっ?」
「土曜日の運動会の代休よ!ゆっくり見物できるワ!」
くぅ、うらやましい!
別の小学校では30分登校時間を繰り上げ、校庭で観察会を開くそうです。
うちの学校は。
子どもがプリントを持って帰ってきました。
1枚目は保健だよりです。
・裸眼で見ると目を傷めます。
・観察は専用のめがねを使いましょう。
・登校中の観察は交通の危険があります。
そこまではいいが、最後に
「登校中は日蝕の観察はしません」
と大きな文字で書かれていた。
もうひとつのプリントは、校長名で
「日蝕は登校時間と重なり、交通の面でも危険なのでよろしくご配慮を」
私は憤慨して2枚のプリントをゴミ箱に放り込みました。
千載一遇のこの機会を、楽しみですねの一言もなくこんなプリント持たせるなんて!
理科の先生は職員会議で意見しなかったのだろうか?
それとも言ったけど負けたのだろうか?
さて、当日の朝。
5時半に目が覚めてしまい、それからソワソワと落ち着かない。
6時半。
遮光グラスをのぞくとちょこっと欠けています。
子どもは
「ねずみがかじったみたい」
といいました。
それから家族で代わる代わるのぞいて・・・
7時20分になり、子どもたちは登校班の集合場所に行ってしまいました。
私はしばらく1人で太陽を見てましたが、我慢できなくなって、遮光グラスをひっつかむと集合場所に駆けていきました。
「みんなで見よう!日蝕!」
1年生はきゃあきゃあ言って、それでもけんかせずに順番を決めて見ています。
時々
「みえない」
って言うんですが、日陰にいたり、帽子を目深にかぶっているせいだったりして、それがおかしくてかわいくて。
ところが6年生は見ようとしません。
遮光グラスを差し出していくら誘っても黙って首を横に振るだけなのです。
6年生ってそんなお年頃だったかしら。
もしかしたら、学校で
「登校中は見るな」
と言われたからかもしれません。
集合場所にはEさんというおかーさんもいたので、私とEさんは6年生に向かって口々に
「今見ないでどうするの!」
「こんなチャンスめったにないわよ!」
「次見られるのは900年後よ!(え?)」
「今が一番欠けてるんだから!」
とさんざん叫びました。
6年生はようやく、黙ってもそっと手を伸ばして遮光グラスを受け取り、空を見上げ、もそっと遮光グラスを返しました。
3人居た6年生のうち、1人だけが、空を見て
「あっ、ホントに欠けてる!」
と叫びました。
よし。
しばらくすると、Eさんのおばーさんが全力疾走でやってきました。
「日蝕、見せてくださいな!わたし、84歳ですし、もう、最後ですからっ!」
と言って日蝕を見て、喜んで帰っていかれました。
私にとっても、84歳の猛ダッシュは日蝕と共に忘れられない想い出となりました。
後から子どもたちに聞いたのですが、スクールバスのバス停にも遮光グラスを握りしめたおとーさんやおかーさんがやってきて、子どもたちはバスから降りて(!)日蝕を見たそうです。
そうこなくっちゃ。