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2012年08月25日

「くまの子ウーフ」を読む

子どもが一時退院を終え、再び入院。
治療が順調に進んでいるようでありがたい。

病院の図書館から本を借りてきて読んでやるんですが、今読んでるのは
「くまの子ウーフ」
です。

こぐまのウーフの日常を描いたような作品なんですが。
私が子どもの時好きだった本です。

だけど今読むと、なんか深いことテーマにしてたんだな、と思いました。

たとえば、
「ウーフはおしっこでできているか」
という章。

めんどりは毎日卵を産むんだから、
「めんどりは卵でできている」
という結論を出すウーフに、きつねのツネタが言うのです。

「じゃあ、ウーフは毎日おしっこするんだから、ウーフはおしっこでできてるってことだね!」

ウーフは腹を立てて走り出すのですが、転んで血を流して、その血を見ながら気づくのです。

「ぼくから出てくるのはおしっこだけじゃない。汗も、血も、涙もでる。ツネタなんかうそつきだ」

そして、おかあさんに報告します。

「ぼくは、ぼくでできてるんだよ!」

私は子どもの頃これを読んで、ウーフの傷が痛むところの表現が

ずくん ずくん

というのがとても印象的で、そのあと自分もけがをするたびに

「ああ、ほんとうに ずくん ずくん っていうなあ」

と感心したのを覚えています。




あともうひとつ、
「ちょうちょだけがどうしてかわいそうなの」
という章(タイトルはうろ覚え)。

きれいなちょうちょを誤って死なせてしまったウーフが泣きながらお墓に埋めてやるのですが、そこにやってきたツネタが

「こないだウーフはテントウムシを踏んづけて笑ってたじゃないか。ちょうちょだけが何でかわいそうなのさ」

と言い放つのです。

ウーフは説明できなくて、やっぱり泣くのです。
そして、ツネタが行ってしまった後、お供えのドロップを、たかっていたアリごと食べてしまうのです。

口の中でアリがジャリジャリいう音と、

「たすけて」

という幻の声の後、唐突にお話は終わるのです。



子どもの朴訥さと、あどけない残酷さと、現実を整理できないもどかしさとが全部ひっくるめてそこにある。



「生き物はみんな仲間」
とか
「命は大事」
って言うより、
「くまの子ウーフ」
読んだほうがよっぽどガツンとくるんじゃないの?
















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Posted by 灰色猫屋 at 22:54 │8.雑記

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