病院でなんか作って入院生活を楽しくするシリーズ。
オムライスは、入院してから今までずっと飽きることなくリクエストされてきたメニューです。
外泊で家に帰るたびに必ず食べてます。
時には家で作って持っていくこともあります。
病院の売店やレストランの出前メニューにもオムライスはあるのですが、卵が半熟です。
生ものは食べてはいけないので、これはダメ。
じゃあレンジにかけちゃえば?
と思ったんですが、どうも市販のオムライスはお気に召さないようだ。
「おかーさんが作ったのがイイ」
って言ってくれるのは嬉しいが。
ご飯を炒めることや、薄焼き卵を作るのは病院では無理だと思っていましたが、あんまり何度もリクエストされるので、あるとき思い余って作ってみた。
そしたらこれが結構評判が良かったもんで、ときどき作るようになりました。
病院で作ったものの中で、
クッキーに並ぶ手間のかかる一品です。
だけどそれだけに達成感はある。
ヒマだからこんなことできるんですが、なんか、アルコールバーナーで苦労しながらいろんなもの作ってたことを思い出して、
自分はこうやって不便な道具でわざわざ料理するのが好きなのかもしれない、と ふと思った。
【病院でオムライス】
材料:
ハーフベーコン 3枚くらい
玉ねぎ 1/4個
人参 1/4本
給食のご飯
塩
こしょう
オリーブ油
ケチャップ
卵 1個
道具:
包丁
まな板
タッパー(卵をほぐすためと、刻んだ具をレンジにかけるため)
アルミホイル
ラップ
オーブンペーパー
フォーク
スプーン
電子レンジ(なくてもいい)
オーブントースター
オーブントースターの受け皿(あると便利)
①ベーコン、玉ねぎ、人参をみじん切りにして塩こしょうし、
タッパーに入れ、蓋をずらして乗せるか ラップをふんわりかけて電子レンジ30秒。
電子レンジの代わりに、具をアルミホイルに包んでオーブントースター15分でもいい。
②具とご飯、塩こしょう、オリーブ油をスプーンで混ぜる。
お好みでケチャップを混ぜてもいい。
うちは子どもの好みで混ぜませんが・・・
オリーブ油はチャーハンぽくなるかと思って入れてますが、もともと給食のご飯は柔らかめなのであんまり効果はありません。なくてもいいと思う。
③オーブントースターの受け皿にオーブンペーパーを敷き、②を広げるように入れてオーブントースター15分。
写真ではアルミホイルを使ってますが、これだと飯粒がくっつきまくってしまいます。
オーブンペーパーのほうが断然いいです。
チャーハンというよりは干からびたご飯ぽくなりますが、本人が満足しているので良しとしましょう。
④オーブントースターの受け皿にオーブンペーパーを敷く。
受け皿にフィットするようにシートの四方を折っておくとよい。
⑤溶いた卵(塩を混ぜる)を流し、オーブントースターで5分。
⑥できた薄焼き卵を③にかぶせ、ケチャップをかけて出来上がり。
最初の頃はまな板がなかったので、ナイフで空中でちまちまとみじん切りにしていたため、ものすごく時間がかかりました。
だけど、子どもがとても喜んで食べるので、その顔見たさに何度も作りましたよ・・・
薄焼き卵はフライパンで作るように薄くきれいにはできませんが、
皿に乗せて形を整えるとそれっぽく見えるし、意外に簡単にできるので面白い。
5分近くたつと卵がぷーっと膨れてくるんですが、トースターの扉を開けるとしゅーっとへこむ。
これもまた面白い。