豊岡の植村直己冒険館に行きました。
植村直己は道徳の教科書に載っていたから知っているくらいの程度です。近くは大きなキャンプ場があったので、いつか泊まりに行きたいなと思いました。
展示室は体験型になっていて、素朴ながらこれがけっこうおもしろい。
実際の登山で使うのと同じ重さのリュックを背負うコーナーがありましたが、私は立ち上がれませんでしたよ。
あんなに重いものを背負って何千メートルも登るなんてすごい!!と思います。
それから、植村直己が使っていたのと同じテントがありました。中に入ると
せまい~。
圧迫感があります。窒息しそうです。
他にも実際に使った道具がたくさん並べられていました。
ウェアやバーナーに時代を感じます。アウトドアに詳しい人が見たらもっと面白いんだろうなあ。
ひとつだけ、我が家にもあったものがありました。ソニーのカセットデッキです。
携帯に便利なよう、肩にかけるベルトがついています。
なつかしい~。
家に帰って探しましたが、同型のものはもうありませんでしたが、似たような型のものが現役で頑張っておりました。
下の画像がそれです。
たいていのものがシミや穴などでぼろぼろなんですが、しみじみと見入ってしまいました。
使いこまれたモノだけがもつ力が伝わってきます。
意外だったのは、植村直己の子ども時代の写真が、もう本当にどこにでもいる田舎の子ども!という感じだったことです。
だいたい偉人は子ども時代の写真でも、なにかしらピッとしたオーラを感じるのですが、植村直己は そこらへんの子ども!
でも、大人になってもあの子ども時代とお~んなじ くしゃっとした笑顔なんですね。
あんな笑顔の人って、他に見たことないような気がします。
館内で放映されていたドキュメンタリーのなかで、植村直己が
「どうして俺はこんなことをやっているんだろう。
こうまでしなきゃ満足できないのかなあ。
厳しいのう…」
とつぶやいていました。
マッキンリーでの最後の雪洞の写真とともに、強烈な印象が残っています。
今も現役