アルコール容器の破裂

灰色猫屋

2009年06月15日 17:20




 アルコールの瓶から直接バーナーに注ぐとこぼすことがあります。
 そこで、20ml量れる注射器を買いました。
  100均の店の化粧品コーナーで見つけたものです。
1mlごとに目盛りが付いていて、どれだけ入れたか、どれだけ使ったかが分かるので便利です。

 でも、針が瓶の底まで届かないので、広口の瓶を買いました。
 500ml入るポリ容器です。
 中蓋も付いています。
 これなら、買ってきたアルコールを全量移し替えられますし、注射器の針も底まで届きます。





 ところが、ある晴れた日、日なたに30分ほど置いていたこのポリ容器の外蓋をとったところ、

 「ボシュッ」

という音とともに中蓋がとれたのです。

 スパークリングワインの蓋を開けた感じに似ていました(吹っ飛びはしなかったけど)。

 ポリ容器の高さは14.5cm、アルコールは1㎝ほどしか入っていませんでした。
 揮発したアルコールが膨脹したのでしょう。

 そういえば、理科実験用アルコールランプの注意書きに
「アルコールの量が少なくなると、アルコールランプの上部にアルコールの蒸気と空気の混じった可燃性ガスの層が生じ、爆発の危険がある」
というのがありましたっけ。

 アルコールの容器も同じことなのですね。



【問題】

・中身が少なくなったために空間ができた
・暑い所に放置していた
      ↓
・可燃性ガスが生じて中蓋が「ボシュッ」ととれた。


そうですか…これはちょっと考えなければなりません。


【対策】

・アルコールが少なくなってきたらつぎ足す
・暑いところに放置しない(直射日光に当てない)
・万一破裂しても飛び散らないよう瓶を袋に入れておく(保冷袋みたいなのがいいかな?)

(※私が考えた対策なので、正しいかどうかははっきりとしません)


 トランギアから専用のボトルも出ており、赤と黒のデザインがいかにも
 「危険物を取り扱っております。いい仕事します」
 と言っているようでかっこいいのですが、

・中身が見えないので残量がわかりにくい
・高価
・金属でなくポリ容器

というあたり、意欲がわきません。
 他社から金属製のボトルも出ていますが、このような容器に入れておいたら破裂にも強いのでしょうか。


 ともあれ、
「あ、アルコールもちょっと危険だ」と思った出来事でした。

 アルコールを使っている方は、このような経験はありませんか?



トランギア トランギア・マルチフューエルボトル 0.5L






あなたにおススメの記事
関連記事