ヒッチハイカーの忘れ物

灰色猫屋

2017年08月01日 20:57

国道を走っていたら、ヒッチハイカーが大きな紙を持って立っていました。

前々から一度乗せてみたいと思っていたのですが、なかなか勇気が出ません。

だけど今日は天気もいいし、このあと急ぐ用事もありません。
太陽がギラギラ照りつける中立ち続けるのは大変そうに思えたし、思い切って止まってみました。

大きなリュックとテントを背負っています。

おっ、テントはケシュアです!

私はタープを持っていますが、テントは初めて見ました。
案外小さいものですね。
「夏のテントは蒸し風呂」
ってぼやいてらしたけど、カンタンに出し入れできるのはとてもいいと言っていました。


ヒッチハイカーは大学生でした。
なんと日本一周を目論んでいるらしい。
沖縄までは行ったから、今は北上の最中だそうです。

インターチェンジの前でヒッチハイクをしていたら警察に注意されて、
下道を進んでいると言ってました。


ヒッチハイクは興味あったけど怖いし体力ないからあきらめた、
と私が言ったら、
僕は体力無いです、あるのは我慢強さとくじけなさ。

と答えられたのが面白かった。
そうか、我慢強さか~。

とりあえず行けるとこまで行って下ろしたのですが、
道中はなかなか楽しかったです。
こういうことをする人は聞き上手なのか、けっこう私が喋ってました・・・

で、その後私は仕事に行き、後ろの座席の足元によけていた自分のカバンを取り出したら。

ウィスキーの小瓶がゴロっと出てきた。

あっ、あの人のだ!

と思ったけど、下ろしてから1時間は経ってるし、距離も50キロほど離れてるし。
名前も連絡先も聞いてないし。

コンビニに売ってる安いウィスキーではあったけど、
今晩の楽しみに買ったんだろうな。
無くしたと知ったときショックだろうな・・・

中身はほとんど手付かずです。

気の毒なことをしました。
もっとよく確かめれば良かった。

今度こういう機会があったら、よーくよーく確かめようと思います。
めげずに、良い旅になりますように・・・




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