マジメにラジオ体操

灰色猫屋

2012年10月19日 23:00

子どもが最近リハビリを始めました。

ボール遊びとか体を動かす簡単なゲームをやるんですが、まず最初にかならずやるのがラジオ体操です。

一緒にラジオ体操してたら、リハビリのおねーさんに

「きれいですね」

とホメられましたが、それは子どもの頃みっちりと教え込まれたからです・・・


小学校5年の頃だったか、新しい体育の先生が赴任してきて、ウォーミングアップとしてラジオ体操をさせました。

ところが私たちのラジオ体操を見たその先生は絶望的な顔をして、

「ラジオ体操はそんなんじゃない!」

と叫び、結局その時間のすべてを

「正しいラジオ体操のやりかた」

に注いだのです。


胸をそらす前に妙に前かがみにならない、
体を横に曲げるときは腕を曲げず、腕を耳につけてのばす、
やたら反動をつけて手をばたばた動かさない・・・

一つ一つの動きに意味があり、動かし方もきちんとしなければならない、ということを初めて知って衝撃を受けたのを覚えています。

あんなもん、たかだか夏休みの朝の踊りだと思ってた。

その先生はたしか、有名大学の体操専門だったような気がします。

若いころの加山雄三みたいな感じで、いつも颯爽と歩いていらした・・・


だから、私はラジオ体操のたびにその先生の教えを思い出して、まあ半分も覚えちゃいませんが、マジメに踊っているわけです。


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