マジメにラジオ体操
子どもが最近リハビリを始めました。
ボール遊びとか体を動かす簡単なゲームをやるんですが、まず最初にかならずやるのがラジオ体操です。
一緒にラジオ体操してたら、リハビリのおねーさんに
「きれいですね」
とホメられましたが、それは子どもの頃みっちりと教え込まれたからです・・・
小学校5年の頃だったか、新しい体育の先生が赴任してきて、ウォーミングアップとしてラジオ体操をさせました。
ところが私たちのラジオ体操を見たその先生は絶望的な顔をして、
「ラジオ体操はそんなんじゃない!」
と叫び、結局その時間のすべてを
「正しいラジオ体操のやりかた」
に注いだのです。
胸をそらす前に妙に前かがみにならない、
体を横に曲げるときは腕を曲げず、腕を耳につけてのばす、
やたら反動をつけて手をばたばた動かさない・・・
一つ一つの動きに意味があり、動かし方もきちんとしなければならない、ということを初めて知って衝撃を受けたのを覚えています。
あんなもん、たかだか夏休みの朝の踊りだと思ってた。
その先生はたしか、有名大学の体操専門だったような気がします。
若いころの加山雄三みたいな感じで、いつも颯爽と歩いていらした・・・
だから、私はラジオ体操のたびにその先生の教えを思い出して、まあ半分も覚えちゃいませんが、マジメに踊っているわけです。
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