雪の足跡

灰色猫屋

2012年02月03日 21:55

このところ寒さが厳しく、雪もけっこうたくさん降りました。

朝になると足跡が見えることがあります。

裏山から来て池のふちを通るのはいたちかテンかな、とおもいますが、
うちの縁側に登ってガラス戸をのぞいた跡があるのはねこかなあ、と思って見ています。

雪の積もった中、足の裏は冷たかろうなあ。
3年前の冬はうちのねこも同じ境遇でした。
野良で、たまにうちの中をガラス戸ごしに眺めに来ていました。

そのころうちで飼っていた猫は病気だったので、朝になってガラス戸の足跡を見ては

「ほら、友だちがお見舞いに来てくれたよ」

と話していたのですが、春が来て死んでしまいました。
あと2日で下の子が保育園に入る、というときでした。

子どもはまだ小さかったので、猫が病気でもあまり容赦なく遊び相手にしていて気の毒に思ったこともありました。
あと2日で静かな日常が戻ってきたのに。


野良猫だったねこは、うちのねこが死んで3カ月たったとき、正式にうちのねこになりました。



縁側にある足跡を見ると、ああ、またどこかの野良猫がのぞきに来たのだなあ、と思いながら、3年前には野良猫だったうちのねこを思い出します。

そして、もしかしたらいつかこの足跡の主もうちのねこになるのだろうか、と考えたりするのです。


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